2022.08.21 BLOG
宮本武蔵の五輪書にみる日常姿勢
宮本武蔵の五輪書をご存知でしょうか?
剣豪として名高い宮本武蔵の遺した兵法書であり、哲学書としてもビジネス書としても面白く読める書物です。
さて、この五輪書の「水之巻」に、兵法の身なりの事の記載があります。
ー身の構えは、顔はうつむかず、傾かず、歪まず、目を乱さず、額に皺を寄せず、眉の間に皺を寄せて、目の玉を動かさないようにして、
瞬きをしないように思って、目を少しすくめるようにして、周りを広く見るようにする。顔は、鼻筋を真っ直ぐにして、少し顎を出す心持ちである。首は、後ろの筋を真っ直ぐにして、首筋に力を入れて、肩から全身は一体と思って、両肩を下げ、背筋を真っ直ぐに尻を出さず、膝から足先まで力を入れて。腰が屈まらないように、腹を張り、「楔を締める」と言って、脇差の鞘に腹をもたせて帯が緩まぬように、「楔を締める」という教えがある。
総じて兵法の身構えにおいては、日常の身を兵法の身とし、兵法の身を日常の身とすることが大事である。よくよく吟味すべきである。
どうですか?
剣豪は、いつ何時敵襲があっても対処できるように考え、動いているのです。
では、現代人には、こんな緊張感や動作は不要だと思われますか?
【日常生活における姿勢と必要な筋トレ】
現代人は、姿勢が悪いといわれます。
生活様式の変化によって、鍛えられるべき筋肉が衰え、姿勢の悪化に繋がっています。
先程紹介した五輪書の文章には、姿勢を良く保つために、「首筋に力を入れて」や「膝から足先まで力を入れて」のように「力を入れて」という文言が出てきます。つまり、姿勢を良く保つには、力が必要だと剣豪は言っているのです。
さて、現代に生きる私たち、特に日本人には、いつ何時襲われるかもという緊張感は当然のように無くなり、便利な生活に慣れてしまい、筋力も衰えてしまいました。
だがらこそ、意識して筋トレをしない限りは、姿勢が自然に良くなることはないと言えます。
首が前傾になるスマホ首を防ぐために、脊柱起立筋群を鍛えたり、上半身を支えるために下半身特に大殿筋を鍛えたり、
そんな努力が不可欠です。
姿勢が良いにこしたことはないが、鍛え方がわからない、マシンの使い方がわからない。
パーソナルトレーニングジムレリオンでは、まずは姿勢を良くすることを第一目標に、トレーニングメニューを作成します。
姿勢を良くするための筋トレが、日常生活でも機敏な動きを生み、転ばぬ先の杖の役割を担ってくれます。
今日から剣豪を目指して、否剣豪の精神で レッツ筋トレ‼